エンジンオイルを選ぶときに目にする「5W30」「0W20」という数字を目にすることはありませんか?
なんとなく選んでいる方も多いかと思いますが、
実はこの数字はエンジンにとって重要な意味をもっています。
今回は、その数字について解説していきます🔧

エンジンオイルの適正粘度とは?
エンジンオイルを選ぶとき大切なことは「適正粘度」を選ぶことです。
この適正粘度は、自動車取扱説明書に記載があります。
最近だとインターネットで車種ごとで検索することができますので比較的簡単に調べることができます。
同じオイルでも車種ごとで適正粘度が異なります。
というのも、エンジンの構造・性能やパワーが車種ごとで違うからです。
「5W30「0W30」などで表記されています。
この表記は「SAE規格」といいます。
SAE(シー)規格の表記とは自動車技術協会(Society of Automotive Engineering, inc.)が定めたオイル粘度分類に基づく国際粘度表記です。
この表記が車に合ったオイル選びの目安になります。
まずは取扱説明書を確認し、車種に合った粘度のオイルを選ぶこと。SAE規格の数字を理解しておくこと。この二つを意識するだけで、エンジンの寿命を延ばし、快適に車を走らせることができます。
5「W」30
エンジンオイルの表記にある「W」は、**ウィンター(Winter)**の頭文字で、低温、つまり寒い環境での強さを表しています。
0W、5W、10Wといった数字は、「寒いときにオイルがどれくらい硬くなりにくいか」を示す等級です。
例えば「5W-30」というオイルの場合、前半の「5W」の数字が小さいほど寒さに強いオイルという意味になります。
数字が小さいオイルほど、冬場でもオイルが硬くなりにくく、エンジンにやさしい特徴があります。
目安としては、
0W=約−35℃
5W=約−30℃
10W=約−25℃
15W=約−20℃
20W=約−15℃
まで対応できるとされています。
寒い地域や冬場に車を使うことが多い方は、Wの数字が小さいオイルを選ぶことで、エンジンへの負担を減らすことができます。オイル選びの際は、使用環境と取扱説明書の推奨粘度をあわせて確認するのがおすすめです。
・低い温度でもオイルが固まりにくい
・エンジン始動時のトラブルが起きにくい
・オイルが素早くエンジン全体に行き渡る
といったメリットがあります。

5W「30」
「5W-30」の後ろの数字、ここでは「30」はエンジンが温まったときのオイルの粘度を表しています。オイルは温度によって粘り気が変わる性質があり、エンジンが温まった状態でどれくらいサラサラか、またどれくらい粘って油膜を保てるかの目安になります。
数字が大きいほど、高温でもオイルの油膜が切れにくく、エンジンをしっかり保護することができます。そのため、年式の古い車やターボ車、気温の高い地域での使用に向いています。
逆に数字が小さいオイルは、高温でも柔らかく、燃費性能に優れますが、油膜は薄めになります。新しい車や新車、燃費を重視したい方にはこちらがおすすめです。
オイル選びは、低温側の「W」の数字と高温側の数字の両方を考慮すると、季節や車の状態にあわせて最適なものを選べます。これだけでも、エンジンの保護や燃費の違いを大きく左右する大事なポイントです。
最後に


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